仮想化基盤はメンテナンスにおいてもこれまでのサーバ管理とは違った操作系を用意してくれます。
通常、仮想化基盤は直接アクセスされることは少ないのですが、仮想環境で動作するOSに障害があった場合などには仮想化基盤OSにアクセスして該当サーバを再起動したり、停止させることが可能です。
サーバといえばOSが反応しない場合でもコンソールからアクセスして対応できるのがメリットの一つですが、物理サーバではないことから仮想化基盤からアクセスとなります。
障害が発生した場合、OS側が反応しないことが多いですが、LinuxなどUnix系のOSであれば直接コンソールで操作ができるケースが多くあります。
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仮想化基盤は複数のサーバを直接管理しますので、OS固有の機能も使えるようになっています。
また、リモートから各OSの再起動が対応できるほか、他のサーバへ移動させるマイグレーション機能も利用できます。
マイグレーション機能はOSを起動させたままできるので、負荷が大きい場合に能力の高いサーバへ移動させてCPUなどを割り当て直すなど、物理サーバでは手間のかかる作業もスムーズに行なえます。
これらの作業は数分とかからず可能なものばかりであり、障害時の対応がスムーズにいくと期待されています。
また、障害が発生する前の段階に戻すこともできます。OSのバックアップは常時取ることができるので、OSの設定を直す前に取ることでメンテナンスに保険をかけることも可能です。
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仮想化基盤がもたらすメンテナンスの新しい流れ
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